つぎつぎ。 ■2006年11月29日(水)
次回公演の制作が本格化している。近日中には公演日などの詳細をお知らせします。

『ボクイキ!』の残務処理をコツコツと進める日々でもある。今年の公的な活動は全て終了したので気持ちは楽だが、それはそれで何か忘れているんじゃないかと不安になる。

レンタルDVDにて映画をぽつぽつ。もう、ほとんど『VHS』を借りることがなくなった。ちょっと前まではDVD料金は二百円ほど高いので借りることをためらっていたが、今は百円でもVHSを避けるようになっている。すっかり踊らされているのだ。
『ブエノスアイレス』を観ようと思ったら、在庫はVHSのみ。とりあえずは借りたが、テープメディアの“にじみ感”いっぱいの映像で、目が悪いのか映像が悪いのかずっと眉間にシワだった。そもそも『ブエノスアイレス』がざらざら映像なので何とか最後までは。
『Mr.Smith&(ピット&ジョリーのヤツ)』、『クラッシュ』、『Vフォーヴァンデッタ』・・・・・・このところ十数作品を観たが、タイトルも覚えていない。疲れているのかなあ。へーわな日々ではある。

車で外出すると、世間が“ちゃかちゃか”しているのを感じる。年末だからか。国道58号線で車線変更を試みると、後続の家庭用普通乗用車が「死んでも譲りません」と叫びかねない勢いで、突進してきて車間を詰めて下さる。また、国道330号線を走っていると1Box軽乗用車が「退け薄鈍!」と悪態と舌打ちを連発していそうなオーラを発しながら車間を詰めて下さる。皆さん、死に急いでいるのか。役者の眼でそれらの運転手を観察してみると、いずれもごくごくごく普通の面相をした人達である。こういった些細なことの連続と増幅が巡り巡って果ては戦争になるんだけどなあ。この数年の沖縄の交通マナーは悪化するばかりだ。
腐海?




・・・。
■2006年11月24日(金) 演劇のはやらない理由それは。
うさぎ。
さて。「第17回沖縄市民劇場 第9回沖縄市戯曲大賞 『ぼくらはみんな生きている』公演」が終了した。

ご来場下さったお客様、そしてこの機会を作って下さった沖縄市文化協会、沖縄市、さらに、この舞台を立ち上げるために協力を惜しまなかった多くの皆様、本当にありがとうございました。おかげさまをもちましまして公演は成功裏に終了いたしました。

演劇公演、興行としては間違いなく成功だったように思う。それはお客様の四公演の反応、アンケートの回収率、その内容、そして毎年本事業を観ている沖縄市文化協会の方々からの感想の言葉からも間違いない。とてもやりがいのある仕事だった。個人的にもあらゆることで、激しく学習でき、自身の力の足りなさを痛感させられることも多々多々あった。ホント感謝の連続だった。
忘れてはならないこととして。アンケートの中には批判的なものも幾つかあった。それはもちろん今後の宿題として真摯に受け止めて反省会のお題とする。

芝居そのものの“出来”はどうだったか?
ここは厳しく『60点』である。演技面がスタッフの技に追いついていなかった。千秋楽後のロビー打ち上げで主催者側にも正直に伝えたが、本番の出来が、稽古場でのスタートラインであって欲しかった。もっとやれる。まだまだやれる。と思いながら四回公演を観続けていた。

舞台美術に関して。
前回公演の『バット男』から、キチンと名前を表記して舞台美術をやっている。今は完全なる手探り状態で、舞台監督、照明、音響におんぶにだっこ状態である。ずーずーしくも「誰だって最初は初心者さっ!」と公言して、プロの面々にアタマを下げ、教えを乞うている。ホントさんざお世話になり、助けてもらった。近い将来、対等な立場で仕事が出来るようになろうと、打ち上げの席で固く誓った。

書きたいことはまだまだたくさんあるが。
最後にいわゆる若手役者達へ。
『ボクイキ!』は、ボイストレーニング、琉球舞踊、小作品稽古・発表がオーディションとなり、リーディング公演、本公演と進んできた。沖縄でこのような形式で公演を行うのは初めてのことだったが、まあ、よくやってくれた。たわらのねちねち粘着質な演出、要求、ダメだし、本番直前まで続いたせりふの修正作業によくぞついて来てくれたと思う。みんな少なくとも1センチメートルは向上しているはず。今後も慢心せずに真っ直ぐ進んで欲しい。


余談だけれど。
公演が終了してから、ネット上で感想を書いてくれている人がいないかチェックをしている。何人かの方が率直な意見を書いていてくれて非常にありがたい。東京志向ではないが、あちらのようにたくさんの個人劇評が出てくるともっと楽しくなるだろうと思う。
あ、そうそう、『ボクイキ!』の舞台美術の“大布”は『バット男』の残り物ではありません。はい。ちゃーんと新規ですよ。『バット男』のアレは網でございます。

いよいよよ。 ■2006年11月12日(日)
「ぼくらはみんな生きている」公演が今週となった。

昨日は沖縄市芸能館を使い、実寸の広さで通し稽古を行った。いつもの稽古場では“見えなかった”ことが分かった。もう少し整理しなければならないが、しかし、それにしても長い。稽古初期の本読みの段階で三時間超、リーディング公演時に二時間となり、“立ち”に入って二時間半となっている。もう少し縮めたい。のだ。


今年は、前半から制作業務追われていて、どうなるんだろうと不安だったが、こうして今年一年の作業が、ほぼ終了しつつある今、少しずつは経験値が上がっているようで嬉しく、また、そんな“試練”を与えてくれた周りの方々に感謝である。
“落ち着かない”という基本的なところは、相変わらず落ち着かないのだが、意外なことに本番数日前にしては、稽古以外の作業では“追われ感”がない。決して油断しているわけではないが、ほどよい緊張感があり心地よい。残るは通し稽古を重ねて流れを整理し、細かい修正をするのみだ。その後は板の上の役者に任せるだけ。


DVDで『Firewall』。夜中からワインを飲みながら観る。ハリソン・フォードさんがIT専門家に、全く見えないところがおもしろい。
あおいとしろ。
■2006年11月9日(木) 動いては、いる。
かわら。 どうも、落ち着かない。これは性分だから仕方がないが、それにしても落ち着かない。
『ボクイキ!』のパンフレットデザインも何とか終了して印刷所にデータ入れ。印刷屋さんにはあれやこれやお世話になってしまった。ありがとうございます。


稽古も進んでいる。
役者らの“気持ち”や“雰囲気”は、すこぶる好いが、“出来”はまだまだだ。こちらの要求に技術が追いついていない。にこにこ笑いながら“小返し”をするが、一朝一夕ではどうすることも出来ない問題を前にしてさて……。
今週から、スタッフが稽古場入りをしている。通し稽古をしながらスタッフの顔をちらちら伺ってしまう。初めて稽古を見た時にどういう表情をしているかで、現時点での、ある“指針”となる。ところどころで笑っている様子で少しだけ安心。
それにしても長い。この長さはかなりマズイ。さらに刈り込んでコンパクトに仕上げなければならない。来週が本番だが。

高校演劇は。 ■2006年11月4日(土)
三日間の高校演劇大会が終了した。参加した皆さん、お疲れ様でした。

数年、審査員として関わっているが、いつも「演劇に向き合う基本的姿勢」について考えさせられる。
当然だが、高校演劇で扱われる題材は、真っ直ぐに現代社会を反映している。今年は『自殺』であった。オキナワの、今の、ナマの高校生から見る自殺とは?といった、ひとつ、とても興味深い作品があった。(この作品は年明け一般公開されるので、是非多くの方に観て貰いたい。詳細は改めてお知らせします。)
また、ある作品は、かなりの“質”を持っており、演出なり、出演なりをやってみたいと思った。

大会の最後には質疑応答の時間があり、素朴な質問から、難解な質問まで様々飛び出し、緊張しながらも楽しい時間を過ごすことが出来た。数年前には「他の役者が喋っているときは何をしていたら良いんですか?」というような質問が多かったが、今年はより実践的な質問が多く、以下の質問が印象的だった。

・「効果的な“間”とは?その作り方は?」
・「円滑に舞台転換を行うための舞台装置の具体的な
   配置の仕方は?」
・「一人二役などをする場合の演じ分けるための
   コツとは?」

我々の現場では、まず出ない基本的かつ実践的な質問を、三人の審査員が『的確、具体的、現場に即した』を念頭に置いて、それぞれ実践を交えて説明を行ったが、そんな緊張感のあるやり取りがとても楽しかった。
もちろん“うかうか”はしていられない、こちらももっと勉強をして、どんな質問にも、より的確に答え、また役者として、身体を使って見本を示すことが出来るように向上せねばならない。そうでなければ“新しい才能達”に追い越されてしまう。
今大会は、特に身を引き締めなければならないと痛感した。

将来の役者を育てるため、また、自身の向上のため、高校演劇連盟と共同主催で演劇ワークショップを行うこととなった。詳細の詰めはこれからだが、大いに楽しみである。ホント勉強せねば。


『ボクイキ!』も進行中。
次回公演も進行中。
その次も。

髪洗い粉!
■2006年11月1日(水) 十一月となった。
やぎ。 『ボクイキ!』の稽古の一環で、山原巡りをした。朝集合して、国頭の滝やら『大国林道』などを見て回った。書きたいことは沢山あるが時間がない。


高校演劇大会が始まる。今年も恒例の審査員である。明日11月2日(木)〜11月4日(土)まで、宜野座村在『がらまんホール』にて。朝から夕方までやってます。中南部からは距離がありますが、お時間のある方はぜひどうぞ。高校生の真っ直ぐな芝居が観られます。

じかんがほしい。






































2004
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2005
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