千秋楽。 ■2007年4月28日(土)
『楽屋』公演がまっただ中。
今回も上演日数が少なく三日間しかない。それで明日が(というか今日29日)千秋楽。

最終公演です。ご来場お待ちしております。

『楽屋』では、久しぶりに女性を演じるのでいろいろと“お手入れ”がアレである。手足の毛を剃るために、もう十年以上も使っているカミソリ本体の替え刃を買いに行ったら、世の中は“四枚刃”だの“五枚刃”だのになっていて驚く。しかも高いし。
刃は二枚で十分ではないのか?どうなんだろう。こうやって“消費させよう”という意志はどんどん広がっていくのだなあ。
その反対側と言うか対極と言っていいのか、つけ爪は“百均”のものを使っている。一部のメイク小道具も。で、そのつけ爪のせいでキーボードが打ちにくい。「いやん、おんなってたいへんなのよぉ!」といった気分。
■2007年4月27日(金) 本日初日。
白い花。 今日は『楽屋』公演の初日。
19:30開演。

皆様のご来場をお待ちしております。


昨日も長丁場であった。
“仕込み”の仕上げは舞監と劇団員に任せ、たわらは朝から『ヒューマンアカデミー』で講義。
午後、Theater TENに戻ると、すべてが完成していた。まことにおつかれさま。

一昨日が“ゲネプロ”だったが、照明と音響のプランを大きく変更したので、改めて調整して、それから“ゲネ2”へ突入。
終了後にさらに再調整と設定を。今回の音と明かりは劇団員がオペレートをするので入念な打合せと“テクニカル”
仕上がりはとても良い感じなった。よしよし。



『ヒューマンアカデミー』がおもしろい。
時代の変化なのだろうか、学生の中には、これまでたわらの近場で接したことのない、新しいタイプがたくさんいる。彼らとの対話から多くのことを学ぶことができ非常にためになる。
今日の“アタリ”は、自衛隊出身者だった。それから自称“ポジティブコスプレーヤー”とかとか。それにしても話を聞いていると本当に楽しい。講義そっちのけで彼らの人生観を聞いていたいくらいおもしろい。
こういう経験を是非とも演技に活かしてもらいたい。
過ぎる四月。 ■2007年4月24日(火)
全くもって忙しいのである。
稽古、稽古、稽古に明け暮れる日々。それ以外のことはやっていないのかと思う。だから稽古以外のことをだらだら書く。


●寂しくなるとパンツを買いたくなるのだが、パンツ屋に行く隙がない。いやいや、“物理的”な隙はあるのだが、なんともはや。

●それで、頼っているのはインターネット通販だ。まず、『名刺管理ソフトウェア&スキャナ』を購入した。この四月から周囲の環境が大きく変わり名刺が溜まっていき、手動入力では追いつかなくなったので。

●それから、デザイン系で『自筆書体を作るソフトウェア』。他にもレコード(黒い円盤の)とか。ワインとか。

●いわゆる芸能スクールも講義が始まったので、ジャージを新調した。二着。見た目のデザインが気に入って購入したら二着ともアディダスになってしまった。どちらもかなり“はじけた”色味なので着用するとテンションが上がる。ピンク。

●デジタルスチルカメラ『田所くん』に野菜ジュースをぶっかけてしまった。ただいま乾燥中。

●高校時分のクラス会の誘いがあった。ああ。その日は本番なのです。
詰めたいリンゴ。
■2007年4月14日(土) 何とかしている日々。
たんぽぽ。 琉球新報の原稿も書き上げ、とあるイラストも描き上げどちらも入稿。ようやくであった。
そうこうしている内に、県内で設立準備を進めていた芸能系専門学校二校の開校・入学式典があった。ひとつは沖縄市の『アルティスタアカデミー』。ひとつは那覇市の『ヒューマンアカデミー』だ。どちらも演劇科の講師として教壇に立つこととなった。教壇が、あるのか分からないが。
この二校に集う生徒達が興味深い。『アルティスタ』は、いわゆる“タレントスクール”であり、『ヒューマン』は“声優育成”がメインだから、つまり、なんというか、同じ芸能系でありながらも対極に位置している感じなのである。しかもそこで学ぶものはどちらも“演技”だから、これからが楽しみである。たわらは『ヒューマン』では二年間の週六コマを担当する。そして、先にも書いた通り、節目の発表会では演出の役を仰せつかった。たわらもうかうかしていられない。勉強せねば。

『楽屋』公演はいよいよ二週間前。舞台美術も半分くらいできあがり、道具を使った舞台稽古をしている。四人のキャストの中では『新人くん』と言ってもいいくらいのクニナカを含め、皆おもしろくやっている。戯曲がまず、おもしろいので、あたりまえにおもしろいのだが、役者三十年生の身体から出る、えたいの知れない力のようなものが絡み合って、新しい感覚が立ち上がっていく稽古はいくらやってもやめられない。趣味は稽古である。

で。次は演劇きかく『満福中枢』のお仕事だ。演出の依頼があった。明後日に顔合わせと本読み。
あれもこれも。 ■2007年4月4日(水)
打合せが立て込む一日。

四月開校の専門学校の講師打合せがあった。たわらが担当するのは『声優科』の演技クラス。他に『漫画科』があって、まずは全体ミーティング。それから分科会へ。ボイストレーニング、ナレーション、ダンス、歌唱、作詞・作曲のプロフェッショナルが揃っていて、各人の意見を聞くだけでもおもしろい。この学校では、年に二度の発表会を行うことが決まっていて、その演出を依頼された。いやー嬉しい。というか、楽しい。各講師の話を聞いていると、ひょっとしたら生徒達よりも我々の方が楽しいんじゃないかと思えてくる。皆の力を併せて何が出来るかを考えるだけで夜も眠れない。


いよいよ三週間後に迫っている『楽屋』公演の美術製作の打合せ。どんどんイメージが明確になってきて良い感じである。今週から立ち稽古に入っており、それぞれの身体を見ながら動きの指示を出している。何が“良い”かって、“自動的”に“正しい提案”をしてくる役者ほどおもしろい生き物はいない。稽古は楽しい。

楽しい稽古といえば、久しぶりに平良進師匠の劇団「綾船」公演があり、今週から稽古が始まる。七月公演だ。ただし沖縄本島では観ることができません。八重山公演なのです。今回はTTC(仮称)からクニナカも出ることになった。まあ、まずは勉強ということで、ウチナー口から。

眠る野良。
■2007年4月2日(月) 四。
なめる野良。
四月だよ。

まずは。

国立劇場おきなわ企画公演『琉舞の花道』公演、沖縄芝居「演」公演が終了しました。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。

“国立”公演で、初めて一緒したわかーい舞踊家二人をナンパして、「演」公演で踊ってもらった。急な依頼にもかかわらず三題お願いした。『加那ーヨー天川』、『鳩間節』、『繁盛節』だ。客も喜んでくれていたようだし、なによりである。
新しい感覚を持った新しい世代が生まれてくる。ウチナー口を解せず、琉球の歴史にも拘らずに、なんの気負いもなくケロッとしながら、しっかりした踊りを見せる新人達。まあ、踊りは“若い”といえば、確かにそうだが、それでも何かの可能性が見える舞でもある。今後が楽しみ。

それから。TTC(仮称)でやっていた『地域子ども教室』演劇ワークショップで琉球舞踊を学んだ子ども達にも初舞台を踏んでもらった。演目は『太鼓囃子』。彼らは将来、舞台人になろうという子達ではないが、それにしてもほとんど緊張もせず、ふつうに踊っていた。これはどういう仕組みになっているのだろう。これからはこれがふつうなのか。


本当に忙しい。『W−ZERO3』をいじらなきゃイケナイし、原稿書かなきゃイケナイし、そのほかほか。
ひとつひとつやるべきことを片づけている。泡食っている場合ではないのだ。そんな場合ではない。「演」の打ち上げにも参加せずにやるべきことを。
『ホームページビルダー』をヴァージョンアップした。半額キャンペーンをやっていたから。コレまで使っていたヤツはVer.7だが、いつの間にか最新版はVer.11に。スタイルシートを。


で、“国立”に“小屋入り”した日からひどい頭痛に悩まされている。毎日続いているのだ。まあ、劇場だし、色々あるなあとも考えつつ、薬を飲んでも効かないし、くも膜下出血はイヤだから検査を受けに行ってみた。
結果は簡単。予想通りに異常なしだった。


医 「お仕事は何ですか」
た 「役者です」
医 「へぇ そうですか。沖縄芝居?」
た 「・・・・・・。全般です」
医 「ああ、そうですか。忙しいですか?」
た 「すっごく忙しいです」
医 「疲れてますか?」
た 「かっなり、疲れてます」
医 「肩は凝ってますか?」
た 「・・・・・・。いいえ」
医 「眠れますか?」
た 「とても眠れます」
医 「そうですか」
た 「・・・・・・・。」
医 「不定愁訴ですね」
た 「は?・・・。ああ。」
医 「体操や、散歩とかやってみて下さい」
た 「ああ。はい」

医 カルテを書いている。

た 「あの、『イヴ』を飲んでるんですけど」
医 「効きますか?」
た 「これまでは。でも、この一週間は全くです」
医 「ウチからクスリ出しても同じだと思いますよ」
た 「そうですか」
医 「どうしてもって言うんなら、安定剤ですね」
た 「はあ。ああ。いいえ結構です」

実録である。
次に行くべき所は・・・。


今週からタレントスクール(?)が始まる。二カ所同時にだ。四月だから。入学式あって、新学期。新しい出会いがある。こちらも楽しみ。どんなおもしろい才能に出会えるだろうか。






































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