|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■2007年5月24日(木) |
あさもはやく。 |
|
|
|
|
|
|
|
このところ、朝は早く、夜は遅い。
友人からのメールへの返信が滞りがちだ。いや、滞っている。
『ヒューマンアカデミー』での講義が週に二回あって、この二回という割合が慌ただしく、また、劇団「綾船」も朝稽古で週に二回あり、四日間はあっという間だ。そこにTTC(仮称)稽古の再開と、満福中枢の稽古は毎夜毎夜のこと。忙しいのはよいことなのだ。どうやら不定愁訴は終わったようす。
沖縄タイムス紙上に掲載される沖縄芝居の『母の日公演』についての座談会があり、思うことを色々話してきた(既に掲載済み)。個人攻撃などは決していないが、多くの読者に分かりやすく、また当事者の反感を買うことのない、公平な“感想”を述べるのは非常に難しい。その記事を読んだある大先輩から以下の助言をいただいた。
「君が実作者である内は、他者の舞台を公的な場で批評するのは控えた方がよい。舞台(芸術)の善し悪しの基準は曖昧なもので、最終的には“水掛け論”になる可能性が大きい。そして敵を作る」
もちろん、このことは了解した上で座談会に臨み、記者には「実名記載で」とお願いした。このままでは衰退していくばかりのうちなー芝居を“現状維持”で“なあなあ”のままにせず、少しでも盛り上げて(?)良くしていくために冒険をしてみたのだ。言い争いではない、冷静な態度でお互いを評価できる状況を作りたい。現代演劇もそう。
これまで様々なところで、演技について講義してきたが今『ヒューマンアカデミー』がおもしろい。二年の間、週間六コマを受け持ち、明確な目的と到達点を定めて講義を進めていかなければならない、難しさとおもしろさが。役者には(なぜか)検定や資格制度がないこの業界で、まあ、通用する、ある一定以上の“力”を確実に取得させなければならない。そうだ“させなければ”イケナイのだ。そのためにこちらは何をしなければならないかを考えてがむしゃらである。「そもそもなぜ腹式呼吸なのか?」というところからの開始なのだ。かつてたわらが演劇を始めた頃は、腹式呼吸に理由など求めなかった。とにかくヤルしかない、つべこべ言わずにやらなければならい状況だった。身体の構造、作用、道理、理屈を筋道立てて論理的に解説してくれる人などいなかった。そういう環境だったから今の自分がいるワケなのだが。
プロフェッショナルな料理人を目指す人が、包丁(調理器具)の使い方や食材、火の扱いや栄養学など、多くの技術と知識を習得しなければならないことと同じに、真摯に探求する姿勢を学んで欲しいと、自戒も込めて稽古に励む日々である。最近は。特に。その反面(反動とも言うが)バカになることも忘れないでいようと強く考えている。だから時々は酒を飲む。先日もTTC(仮称)構成員や、最近懇意にしている作家の我那覇くんや、劇団OZEの新垣くんを誘って、高級バーボンという、存在が矛盾する酒を飲みに行った。原則として酒を飲みのがらの仕事話が苦手なので、話題は終始おバカな内容だけ。とても楽しかった。
また別の機会にはTTC(仮称)構成員と豆腐料理を食しに行ったりしている。次は演劇きかく『満福中枢』主催公演壮行バーベキュウかなあ。 |
|
|
|
|
|
|
今度は十年ぶりにピザを焼いてみた。 |
■2007年5月13日(日) |
|
|
|
|
|
|
決して“暇”ではないが、たわら邸に“スチームオーブン電子レンジ”がやって来たのでピザを焼いた。生地からこねて。現住宅へ引っ越しの時に“はかり”や“計量スプーン”などの調理器具を処分してしまったから、冒険になると分かりつつも目分量で準備をした。薄力粉、強力粉、ドライイースト、オリーブオイル、塩、湯などなどをすべて適量。昔とったアレではないが、稽古に“差し入れ”できるくらいには、うまく焼き上がった。十年ぶりの目分量とは思えないでき。さっそく『満福中枢』稽古に。
不平不満をぶちまけた割には“蒸気が噴き出す”オーブンレンジを買ってしまったのだった。驚異的な割引で売っていたせいだ。ほぼ即買い。端っからネット通販で購入するつもりいたのだが、下調べのつもりであちこち見て回っていて偶然見つけた量販店とメーカーの共同企画商品が大層安かった。幸運だった。だからピザの次はケーキを焼くのだ。
一方。『満福中枢』公演の稽古は走っている。
これがまた、非常に楽しい。劇団にはそれぞれ“色”があって、上演する(選ぶ)作品の方向性が様々だが、マンプクも当然TTC(仮称)とは視点が違う。以前演出した『ライトアイ』、『バット男』と同様に今回もひねっていておもしろい。
知っている人は知っている『惑星ピスタチオ』系の作品で、沖縄でこの系が上演されるのは、学生演劇を除いては初めてだろう。たぶん。
マンプクの二人と、フリーのオオシロタカミツ君、『カメレオンスカート』のキシャバさんが、たわらのねちねち演出で遊んでいます。皆さん是非とも会場へどうぞ。詳細はマンプクサイトにて。
『母の日』だから“母の日公演”を観に行った。この数年は“出る側”だったが、今年はお休み。お客になってきた。劇場は“オバァ”や“アンマー”たちの熱気で、本当に熱(暑)かった。前舞踊、前狂言、中舞踊、切り狂言と、定番の進行で、お気に入りの出演者が舞台へ登場すると、拍手と指笛の大声援が沸き起こる。原則として“不条理”が大好きだが正反対のうちなー芝居もおもしろいのだ。 |
|
|
|
|
|
|
|
■2007年5月5日(土) |
公演が終わったので『メガマック』を二日連続で食べてみた。 |
|
|
|
|
|
|
|
公演記録用の『Hi8ビデオカメラ』が壊れて久しい。ので、その他諸般の事情も鑑みて新機種購入の検討作業に入った。
しかし。“カミソリ”と“スチームオーブンレンジ”以上にビデオカメラ業界はすごいことになっていた。『ベータ対VHS戦争』どころではない。規格の乱立のお祭りだ。パッと見ただけでも、DVテープ、8mmテープ、HDD、SD、DVDのメディアがあり、その中で、“HI”だの“8cm”だのがあって“標準画像”と“ハイビジョン画質”と“フルハイビジョン画質”があり、さらに複数の“画像圧縮技術”があってややこしい。当たり前のように各社が主張する、各社の“標準”があって、ホントにホントの互換性を見極めるのは、カタログ熟読が趣味のたわらでも難しいぞ、これは。しかも、最近は老眼の前兆?っていうような目にはひじょーに見えにくい、小さな文字列で、※印の注意事項がやたらある。さらに※印だけでは説明しきれない状況らしく“●”、“★”、“■”まで使っている。
「※14−★32 当社のビデオデッキの長時間モードで録画したVHSテープは当社製以外のビデオデッキでの長時間モードでは標準で再生できません。」
「※14−★33 オプションのカセットアダプタによる変換作業が必要です。」
「※14−★34 オプションのカセットアダプタは全ての機種での動作を保証するものではありません。」
そのうち、こんな覚えにくいせりふのような呪文的脚注状態になるのではないか。
もう!カセットテープに録画したい!!
企業として利益を追求して社員の幸福と・・・・・・云々というのは当然だが、末端の使用者である我々はこれから未来永劫どうすればよいのだ。次から次へと高価な新規格が現れて、「買わないと人間じゃないよ」と言わんばかりの雰囲気を作り出す。永遠に踊らされるのだなあ。一部の超優良企業の幹部の年収が
¥5,000,000,000−
っていう状況に憧れつつ、でもそれは、我々の小さな財布から出した1,000円の合計だってことには気が付かない、いや、“気が付けない”状況をも作り上げられているのか。
真の勝者は空気と水を制した者だな。
本当の幸いっていったい何だろう。ああ。ま、買うんだけどね。じっさい。モノ好きだから。 |
|
|
|
|
|
|
音楽を聴く余裕、 |
■2007年5月1日(火) |
|
|
|
|
|
|
『楽屋』公演が終了。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。
そうして四月も終わってしまった。二月から『大鴉』、『琉舞の花道』、『走れトートーメー』、『楽屋』と続いて、ホッと一息ついたところ。すでに次、その次々・・・・・・と稽古、仕込みと続いているが、まずはご休憩。
『楽屋』公演は(も)とても楽しかった。二人の大先輩の演出をするということで・・・ぜんぜん緊張などしなかったが、とても楽しめた。以前にも書いた通り、“自動的に”やってくれる役者の仕事ほどありがたいことはない。余計なことを考えず演出に専念できるからだ。
要求したことを、ごくふつうに、スッと飲み込み、消化と昇華をして、さらっと再提案してくる。新垣さんと宮里さんに感謝である。二人の身体と脳味噌の中に渦巻くのは、“ねこまた”くらいの豊富な経験と、確かな技術と、図々しさ(または図太いとも言う)だ。これ、理想的。
TTC(仮称)構成員クニナカは、ほぼ“お子ちゃま”状態だったが、多くのことを学んだことだろう。たぶん。さて、次へ。
電子レンジが壊れた。
二十年近くも生活を共にしてきたから大往生である。「壊れてしまって大切さが分かる」というのは本当のことだ。ちょっと冷蔵庫に保管したおにぎりが冷たい。小腹が空いたときの冷凍ピザが硬い。
公演が一段落したので、カタログを集めてあれこれ吟味をしているところ。しかし人を苦悩させるのは先日のカミソリだけではなかった。電子レンジもすごいことになっている。魔法のようだが“水で焼く”らしい。蒸気で三百度。健康のためになる調理法らしいけれど、はたしてそこまでして・・・・・・。
単純なヤツが欲しい。これまでのヤツのように、ふつうの加熱、オーブン、トースター機能があれば十分なのに、ニーズがぴったりマッチでない。なにしろ電気店には単純なヤツは少ない。単純なヤツはカタログのずっと後ろに小さく載っている。安いから。取り寄せ注文になるのか。ああ面倒くさい。少数派はツライよ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|