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ずっと前から六月になっていた。
劇団「綾船」の石垣公演と『満福中枢』の稽古やヒューマンアカデミーの講義などなど、目まぐるしい日々を送っていたのだった。
昨日『マンプク』の『ホントに?!』公演が終了した。演出として関わったが、とても楽しかったが、ひどく疲れた。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。
この『ホントに?!』は“あの”『惑星ピスタチオ』系の作品で、ファンタジーというか、冒険活劇というか、サイエンスフィクション、ヒューマンドラマ、何でもありのてんこ盛りで、演出するのも一苦労だった。
公演は四回。本番中はずっと音響さんと、照明さんの隣に陣取っていたが、お客様の笑顔とは裏腹に我々は緊張の連続で、“ヤマ”の場面を終えるごと、同時にため息をついていた。
音さん、明かりさんには、かなり無理な要求をしていて、申し訳ないなと思いつつ、こんなハードな作品を選んだのは制作サイドなのだから、たわらは思いっきり、さらさらとあれこれ要求を出してみた。それでもイヤな顔ひとつせず、空間を創って下さって感謝である。
いま、TTC(仮称)の年内はoff-season(端境期)なのであるが、当たり前に稽古している。その合間を縫って、『マンプク』公演があったりするわけだ。六月、七、八、九、十月と外部公演が続き、休む間はない。九月には観たい芝居があり何とか時間を作って観劇ツアーをと考えているが、どうなることやら。
このところもっと“バカ”になろうと努力しているが、あまりの忙しさで“バカ”になりきっていない。お酒も今ひとつ飲めないのだ。ほぼ毎日朝早いし。 |
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