一週間の過ぎゆく早さと速さトュラトュラ。 | ■2004年5月30日(日) | ||||||
この一週間はナニをしていたのか。稽古はもちろんだが一体。 間もなく、ツカヤマ!の公演日程を公開する予定。何度も書いている通り、ツカヤマ!は新しい人たちが参加して雰囲気がずいぶんと変わったので、彼らの演技の色や質を揃えるため、肉体訓練は元よりエチュードなどをやり続けいている。で、その稽古中に、せっかくこれだけ稽古しても発表出来なきゃもったいないなと思い、近々マスダ氏が書いた高校生向けのエチュードの稽古風景をネットで公開することにした。いま、こんなことやってますってな感じで。 公演情報と併せてお楽しみに。 高校生と言えば『演劇概論』。今週の授業は生徒が二人しかいなかった。何でも高校総体があるらしく、スポーツ系部活動に所属している生徒は“行進”しに行かねばならないらしい。高校生は忙しいようだ。 しかし、忙しい忙しいと言いつつも実のところ彼らは「退屈だ」そうだ。授業の一環で最近何かおもしろいことはあったかと尋ねると、ほぼ全員が決まって即答で「ない!」と答える。ではいつも何をしているのかと尋ねたら、これもほぼ全員が 「朝起きて、ごはん食べて、学校に行って、授業受けて、終わって、部活行って、お家帰って、ごはん食べて、お風呂入って、寝る」 と言う。かつて自分はどうだったか。はっきり覚えてはいないがもう少しは楽しいこともあったような気がする。 そんなことを考えていると、不思議なことに“そんなこと”な仕事がやってくる。某所で、人材育成と教育を活動目標に活動しているNPO団体から「演劇を使った教育プログラム」のようなことが出来ないかと話を頂いた。かつて企業向けの社員教育セミナーをやったことはあるが、学校教育関係は初めてだ。オキナワもついにここまで来たか。 「今の、大人も子供も、やることが無くて困っている。教育現場にいる人も、一般の方もそんな人が増えている。“演劇”を使って何か出来るんじゃないか」 なるほど。確かにそれは可能だと思われる。ただ、たわらはまず第一に役者であるので、演劇が自己啓発のためだけの手段と目的になってしまっては寂しい。それでも道を間違えないように、やるべきこと出来ることを考えてみようと思う。そこから学ぶべきことは多いはずだ。 東京で活動する(というかかなり活躍している)演劇の方とお話をする機会があった。お話しぶりから大体同じ年代の方だろうと思い、年齢を訊いてびっくり!一回りも上だった。あわわわ。 その方から東京の現場での“空気”を聞くことが出来た。長くなるのでここでは書けないが、かつてマスダ氏と東京である芝居を観た時に感じた虚無感とそれに伴う大きな疑問が氷解した。そう、滅多に使わない言葉、ヒョウカイだ。しかし氷解しても解決したわけではない。 自身の活動も含めて「一体、“おもしろいこと”とは何なのか」を探求していく毎日である。つくづく人生は修行。日々修業。 稽古は続くよどこまでも。 |
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■2004年5月22日(土) | 口上す。 | ||||||
若柳流・若柳康美日舞教室名取り披露公演が終わった。 ご来場下さった皆様ありがとうございました。 口上はずずずいぃーっとなんの問題もなかった。まあ、それは当然と言えば当然だが。やはり書くべきは舞踊のことだ。“発表会”であるということを前提にしてもとてもおもしろかった。 踊っている方達はほとんどが“うちなーん人”であったはずだが、なんというか身体が違う。踊っている時は“うちなーん人”でなくなる。なぜそうなるのか。どうやったらそうなるのか。これはおそらく絶対に解明不可能なことであろうが、生きている内にその核心に少しでも近づくぞと心に誓ったのだった。 公演は名取りの披露が主で、今回三人の名取り(人に教えることが出来る資格)が誕生した。つまり『名取り』になったそのお祝いとその技を披露するのだが、その方達が踊った「常磐津・紅売り」、「長唄 京鹿子・娘道成寺」、「長唄 越後獅子」と会主の踊りは当たり前にとても良かったが、たわらの一番のお気に入りは『深川マンボ』だった。会主の康美さんが振り付けた舞である。いわゆる「歌謡日舞」なのだが、よく見かける直接表現的な日本舞踊ではなく、あのマンボなのだ。マンボ。すり足なぞしません。つま先立ちでずんちゃかずんちゃか飛んでました。いやあ非常におもしろかった。 たわらはこういうマジメな舞台で真剣に遊ぶことが出来る人が好きだ。 関係ないが。琉球舞踊の『加那ーヨー天川』のことを勝手に『つるん』と名付けてお気に入りにしているマスダ氏にもぜひ見せたかった。 それを。観に来たツカヤマ!團員から感想を聞くと、初めて日本舞踊を観たせいもあって興味深く、三時間の長丁場にもかかわらず眠ったりすることはなかったそう。しかし『深川マンボ』はあまりにシュールで、観客の多くを占める年配の方々はどうして良いか解らない“気”を発していたらしい。もっともだな。それは。 |
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沖縄芝居「演」 | ■2004年5月20日(木) | ||||||
9月の沖縄芝居「演」公演にツカヤマ!役者から一人出てくれないかというお話があった。 ツカヤマ!稽古に「演」代表の島正廣さんがいらっしゃってオーディションというか、読み合わせみたいなことをした。ホンの1時間ぐらいであったがTheater TENがオキナワ芝居だった。 明日は“口上”の日。夕方からパレット市民劇場にて若柳康美日舞教室の発表会である。(詳しくはツカヤマ!サイト最新情報を。)そして朝は“演劇概論”だ。 今日の稽古中、研修生・伊礼にこう言われた。 「ちょっと、トイレ行ってきましょうねぇ」 |
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■2004年5月19日(水) | 今日の言葉。 | ||||||
★にこにこ整形外科 ★たこ揚げ集団 ツカヤマ!稽古終了後に“研修生のような人”・Kさんとカレーライスを食べに行く。 そこでカツカレーに野菜と山菜とほうれん草を追加載せ、ごはんを増量し辛さを3倍で食べたら1400円余りの会計だった。 いろいろやりつつも、というか沢山のことが同時進行しつつもビデオを観たり本を読んだり。同時進行しているイロイロなことはまだ公表できることではないがもし実現すればかなりアレだろうと思う。何のことだかさっぱり解りませんね。これでは。でもまだまだ秘密。 映画では『キャシャーン』の余波で『マトリックス』シリーズ、『ブレードランナー』を再見しつつ、別のアタマでロビン・ウィリアムスを再追っかけしている。『ガープの世界』、『フィッシャーキング』、『今を生きる』、『グッドウィルハンティング』、『グットモーニングベトナム』などなど。 遂にアレを購入! |
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今年の後半はどうなるのか。 | ■2004年5月15日(土) | ||||||
なんだかいつにも増して忙しくなる予感。ツカヤマ!コーエンの予定も立てていないのに。 稽古では二つのエチュードと既成の戯曲を使って稽古している。エチュードの一つはマスダ氏お手製のヤツだ。ずいぶん前にここに書いたが、マスダ氏が高校生ワークショップ向けに書き下ろしたエチュードを異常に時間を掛けじっくりやっている。だがエチュードばっかりやっているとどーしても飽きてしまうから、同時に既成の戯曲を。 出来ればどれも上演まで持っていければ一番だがはてさて。そんなこんなの内に5月も後半。 ビデオ『ドニーダーコ』。 |
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■2004年5月13日(木) | 向上するための口上。 | ||||||
ツカヤマ!サイトの最新情報ページにある通り、日舞教室の、名取り披露公演の口上を述べる役回りを仰せつかった。あの、 「隅から、隅まで、ずずずずぃーーーーっと!」というアレである。 以前、ある作品のために舞踊の稽古をつけて下さった方からの依頼で、その方とは数年ぶりの仕事になるが、いろいろ打ち合わせをしていると楽しい。来年の公演では演出をやってみないかとおっしゃって下さる!なんとありがたや。 ツカヤマ!も過熱気味。研修生のような人たちがいるから。やはりコレまでとは違う稽古方法になっている。良く言えば『学校』。良く言わなくても『学校』。役者たちもたわらも経験値が上がっていることは間違いない。 そんな中で次回公演の目処を立てなければならいがなんとなく○△□である。というのもある所のある方から少々大きめの(?)仕事の依頼があったりでふわふわしているからだ。 あちらこちらに返信しなければならないメールもたまっている。心がここにいない。 昼食のために入ったファミリーレストランで。 「ご注文は決まられましたか?」 何を言っているのだ君は! |
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禁句。 | ■2004年5月11日(火) | ||||||
ツカヤマ!での最近の禁じ手は以下の通り。 ・じゃあ ・いちょー(オキナワ的「一応」) ・うそっ! ・微妙 ・じゃないですか ツカヤマ!での最近の流行語は以下の通り。 ・大丈夫大丈夫 ・ジャパンのパションに興味ある ・むぅふふふふ ・僕たちは許し合うべきだったんだ ・うまい棒! 映画「キャシャーン」を観た。 おもしろいが疲れた。 役者のこと、セットのこと、お金のこと、特殊撮影のこと、つくづく大変だったんだろうと思いながら観た。 絶対に出来ないであろうことをどう表現するかを学習。 『フレンダー』にもぜひ変形して欲しかった。 母の日公演が平和の内に終了した。 ご来場下さった皆様ありがとうございました。 |
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■2004年5月7日(金) | 母の日とそれから、 | ||||||
母の日には親孝行が出来ない。仕事があるということは大変ありがたいこと。しかし一般的なサービスが受けられない母は不満であろう。お母様ゆるして。 今日が最後の稽古だった。太鼓を叩いたり拍子木を打ったりと、いつもの沖縄芝居の忙しさ。たのしい。 前に書いたと思うが、今回の役所は与那国島在住の“アンマー”である。チケットは完売なのである。ありがたやありがたや。 この「たわらごと」のページもデザインを一新しようといろいろ試行錯誤する数日だが、なかなかアレが“降りて”こない。まあ、本番前だから仕方ないか。 そうそう。Theater TENの階下にテナントとしてショットバーがオープンします。もうすぐです。たわらもひじょうに楽しみ。稽古の後の一杯。観劇の後の一杯。Theater TENの近くにお住まいの方も遠くにお住まいの方もご利用下さいませ。開店したらここで詳細を報告します。お楽しみに。 「玉無玉」は玉が無いのに激しく凶暴である。 |
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ゴールデン。 | ■2004年5月4日(火) | ||||||
もうすぐ母の日公演。ツカヤマ!は果て無き稽古。 今年度から“研修生のような人たち”と一緒に稽古をしている。その面々はツカヤマ!サイトを見ての通り。おもしろいメンツで稽古も盛り上がってはいるが、なにぶんみな出自がばらんばらんで、彼らの粒を揃えるのに一苦労。近々マスダオリジナル公演をと考えていたが、まずは全体的に基礎力の向上が先決のようだ。オリジナルの前に既成の戯曲をやってみようと考えているゴールデンな日。 そしていくつかのことがいっぺんに動き出す季節。沖縄芝居「演」の島さんとお喋りをしていたら9月の『かりゆし行進曲』公演の後にもう一本やろうということになった。小品をTheater TENで一本。年度内をめどに。三人芝居。 そこで「演劇概論」の生徒の自己紹介の言葉。 「あたしの名前は××××です。1×才です。もうすぐ1×才になりまぁす。生年月日は5月×日です。北朝鮮の金○日(一番エライ人)とおんなじ誕生日でぇす。北朝鮮では毎年あたしの誕生日に国を挙げて大騒ぎしてくれていると思うとチョー感動でぇす」 そんな××××に外野からの質問は。 「メロンパンは表と裏どっちが好きですか」 くらくらする青空の校庭で。 映画『“KillBill”』を観た。 |
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■2004年5月2日(日) | 遂に新サイト! | ||||||
ようやく新サイトが出来上がりましたのでお知らせいたします。 とは言っても旧サイトと内容はあまり変わりませんが、ソコの所は追々何とかしていく(だろう)ということでご了承下さい。 とりあえずは引っ越しのお知らせということで。 新しいURLは http://theater-ten.com です。 皆様新しいサイトもコレまで同様に可愛がって下さいませ。 |
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