高校演劇大会。 ■2004年7月31日(土)
29日、30日、31日と高校演劇科夏期研究大会だった。途中経過も報告出来ないままに7月が終わる。

詳細は、一緒に審査をした与那覇晶子さんがご自身のサイトで書かれるだろうと踏んで結果のみ。

最優秀賞 首里高等学校
優秀賞  美里高等学校 美里工業高校
脚本賞 首里高等学校
演出賞 美里工業高校

音響、照明、衣装、メイクなどの部門賞は該当無し。
個人演技賞 2人(個人名なのでここでは書かない)

※ちなみに。たわらが非常勤講師をやっている高校では演劇部の指導はしていません。

おおざっぱに上の通り。


首里高校は昨年全国大会に参加した際に得たであろう“力”が“底力”へ昇華して如実。
美里高校は“演劇的技術”(そんなものがものがあった方がよいかは別として)はダメだった(とゆーかそれもギャグとなっていた)が、皆が本当に舞台を楽しんでいるということが強く伝わってきた。
『高校演劇』のもっとも基本的なことを真っ直ぐ実践しているという点において真っ直ぐ受賞。

選外ではあるが那覇西高等学校もかなり良い作品を持って来ていた。かつて演出をしたことがある学校の伸びていく様子を見るのは大変嬉しいが、他の学校に対して不公平だったかなと少々反省。それで総評の時に、学校のエライ人を説得してたわらをもっと利用するようにと呼びかけた。各高校の管轄の市町村のエライ方々、ぜひたわら活用して下さいな。



ただ今『満福中枢』の追い込み中。いや、むしろ追い込まれ中と言うべきか。そしてはるか遠いトーキョーではマスダ氏がツカヤマ!次回作の執筆準備へと入った。来週は『大地』の本番。そしてNHK稽古が今週から始まる。そうこうしながらもツカヤマ!には新人さんがやって来る。しばらくは研修期間なので顔見せはありませんが、そんなこんなで走ってます。








■2004年7月25日(日) なんということか。
一週間も日記が滞ってしまった。誠に申し訳ない。
なかなか書くことが出来ないのだ。言い訳ですけど。

ひたすら稽古をしている訳だが、それ以外のことも沢山あってアレである。

まず。ツカヤマ!の9月公演のチラシデザインが出来上がり只今、鋭意印刷中。明日くらいには納品となるのではないか。
ズーと前、かなり前から、ホームページ内の「ツカヤマ!の今年」を更新しなければと書き続け、すでに『今年』と言うよりは『今年の後半』になってしまっている。


さてそんなわけで。ツカヤマ!の9月公演は再演です。

『ある日、ぼくらは夢の中で出会う』
作 高橋いさを 演出 たわら

@公演日2004年9月4日(土) 〜9月8日(水)
@場所アルテアネックス Theater TEN
@観劇料 大人¥2500 学生¥1500(当日券のみ・小学生以上)
@プレイガイド リウボウプレイガイド 喫茶室アルテ崎山店(チケットは8月1日より発売開始!)
※上演時間の詳細は追ってホームページにて。


それから。今週末31日(土)に劇団58号線の『女優子(おんなゆうこ)』公演があります。
ツカヤマ!稽古に参加している、金城さん、安次嶺さんが出演します。詳細はツカヤマ!ホームページにてご確認を。


さらに。沖縄芝居「演」公演が9月末にあることは紹介済みですが、10月の『NHK歌と踊りのつどい』に出演することになりました。もちろん沖縄芝居。詳細が分かり次第お知らせします。


話題は変わって、この一週間日記をさぼっていたらマスダ氏から早く更新しろとメールがあった。あちらもあちらで忙しそう。東京は40℃という。きっと暑いだろう。

教えている高校は夏休みに入った(とゆーか全部の学校が)。たわらはなんとか成績表を付け、学校からは一時解放。しかし、今週末は高校文化連盟高校演劇夏季大会がある。審査員である。29日(木)から31日(土)。具志川市民芸術劇場にて9時から5時まで。
体育会系と違って滅多にメディアに取り上げられないこーこーせーの熱い(かな?)姿をぜひどーぞ。
ウイルスメール。 ■2004年7月18日(日)
この2,3日にウイルスメールが頻繁に届くようになった。つまり、わりと近場で誰かが感染した可能性が高い。
さて、皆様、『ウイルス駆除ソフト』の導入はお済みですか?『ウイルスパターンファイル』は常に最新のモノに更新済みですか?今一度確認下さいませ。気が付かないうちに『ウイルス発信元』になっているかも知れませんよ!

と、書いておいて自身が感染していたらシャレにならないので、3台のコンピュウタ君達を一斉に検査した。幸いにも感染無し。(もちろんそれぞれに駆除ソフトが入っている)
この辺、たわらは大変臆病者なので、かなり激しく石橋を叩く。ファイアウォールの設定は“最強”だし、ウイルス検索設定は“全ドライブ”の“全てのファイル”で、圧縮ファイル検索の深さは“3階層まで”だったりする。
そんな設定だと、検索に時間がかかりうっとうしいが、それでもすべてのデータがすべて吹っ飛ぶ恐ろしさよりはマシなのだ。

朝。踊り稽古。
昼。ツカヤマ!&沖縄芝居「演」稽古。
早い夜。『大地』or太鼓稽古。
遅い夜。『満福』稽古。
深夜。コツコツと制作作業。
■2004年7月14日(水) まずいんじゃないか、そろそろ。

知人K氏からの画像。
年に一回こういう時期がやってくる。大きなアタマがイッパイである。どれくらいイッパイかってゆーと、下の日記に誤字が。探して下さい。
ここにも言い訳めいて何度も書いたこともやらねばならないが、あちこちの稽古が立て込んでいる。自分でやったことだからこそ、きちんと落ち着いてひとつひとつ取り組んでいかなければならない。
しかし、年末に向かって、どうなっていくんだろう。

さて。教えている県立高校では、間もなく一学期が終了する。で、成績判定だ。『演劇概論』の名の下にあれこれとやっているが全てが手探り。そんな状況で生徒一人一人に“点数”を付けなくてはいけないこの苦悩。教頭にこう尋ねてみた。

「あのー、やっぱり、全員100点だとまずいんですかね?」


生徒達は公演に向けて盛り上がっている。“超”と"ベタ"が6個くらい付きそうな学園モノを作っている。『超べた超ちょーべたべた学園サスペンスラブコメディ』。
帰ってきた2号。 ■2004年7月13日(火)
VAIO君2号が帰ってきた。お帰り。
2号はすっかり元気になっている。内蔵MDドライブは完全復活だ。やはりドライブに不具合があって交換したようだ。9日間の旅だった。
最近、あちこちで“顧客情報流出”だの、“リコール隠し”だので騒いでいるせいか、『ソニーカスタマーリンク』の対応はすこぶる良好だった。しかし、王様のように扱われて悪い気はしないが過剰接待ではないかと思ったりもする。なんだか世の中がどんどんヒステリックになっていく。

“リコール隠し”といえば、たわらの乗っている車も、その件のメーカー製なのだが、その車種は幸いアメリカのメーカーとの共同開発で、アメリカで作られたものだったので走りながら燃えたりするようなことはなかった。しかしだ、これはよく聞くことではあるが「車検に出すと帰って車の調子が悪くなるね」というのは本当だった。しかもしばらく走っていると必ずどこかがぶっ壊れる。今思えばそれはやはりアレだったんだなあと考えるが、その当時は『信頼』という言葉しか思いつかなかった。
その車はよく『ダイナモ』が壊れた。車屋さん曰く「発電してバッテリーに電気を蓄える機械ですがなぜ壊れるか判りません」。しかし数年の内に4回壊れ、4回取り替えた。そのたびに部品代と工賃併せて数万円を支払った。
一昨年の車検の直後にエアコンがいきなり動かなくなり、苦情を言ったら「寿命です」と、それから修理には「エアコンの載せ替えが必要です。20万くらいですかね」くらい必要らしいので断念したものの、どうにも解せないので、別の車屋さんに調べてもらったら、あっさり直してくれたのだった。しかも「エンジン調べてみたら、ダイナモの配線が逆でしたよ」と。
で、ふと思ったのだが、その関連会社が作っている“戦車”や“戦闘機”にも不具合があったりするだろうか。

そんなことを考えながら稽古をする毎日。
ところで、いつもツカヤマ!を観に来て下さる方から写真展の案内が届いていて、観に行こうと考えていたらすでに終わっていた。申し訳ない。ちゃんとアトリエの掲示板に貼ってあったんですけどね。すみませんすみません。次の機会にまた。
■2004年7月7日(水) 七夕と発見すること。
踊りの稽古をしていると、なぜこんな生理的に無理のある動きをするのだろうと疑問に思うことがよくある。
「それが、伝統芸能だ」とか「理屈ばっかり言っていては踊れない」とかは十分解っている。確かにそんなことを考えていては稽古どころではない。芝居の稽古だってそうであるように、理屈では説明できないことが沢山ある。しかしだ、理性では理解していてもたわらの身体はなかなかそうは思ってくれない。「なぜこの時は右足は曲がっているのに、あの時は曲がっていないのだろう」とか「この!この!不自然な屈伸はなぜに?」と戸惑うことしきり。
どうせやるなら、動きの根拠を理解し納得した上で稽古したい。上とは矛盾するが、芝居でも理屈で説明出来ないことがあるということを理解しつつも、せりふの意味を納得しないでは言えないのと同じように踊りもきっとそうではないか。というかそれが当たり前か。

それで。先日の短編映画の仕事で映画人のKさんから頂いた『能』の資料の中にその答えを発見した。“答え”といっても、本当の“答え”を知っている人は、遙か時の彼方の方々なのでそれが真実どうかはナゾだが、とりあえず“取りすがる”には十分な答えを得た。藁をもつかむのである。

そんなことを考えながら朝昼晩と稽古をする。

久しぶりに劇場で映画を観た。『ブラザーフッド』。ふつう。過剰な演出に兄弟の関係を誤解してしまう。
踊るたわら。 ■2004年7月4日(日)
朝10:00から稽古が始まる。9月の沖縄芝居「演」公演の劇中でほんの少しだけ踊ることになった、その稽古。
終了後にツカヤマ!稽古、そして夜から『満福中枢』の稽古。
満福稽古に手こずっている。役者のセリフの解釈が、思わぬ方向に進んだりして驚かされる。まさに“突拍子もない”というのはこのことで、外国人と話している様。それは平田オリザさんが言うところの「コンテクストの摺り合わせ」が足りないからで、また、人類が理解し合うために必然の作業なのだろう。それを延々とやらなければならない。稽古が終わったのは深夜0時だった。

それからツカヤマ!のエチュード稽古風景のビデオを編集作業のテストをした。切り出した“WMAファイル”のファイルサイズが94Mもあるしレンダリングに時間がかかる。こんなサイズ、ネットで公開できないではないか。さてどうしたものか。画質を落とさずに、ビットレートを落として、音質を下げて、画面を小さくしてなんて、今の自分の技術と、環境ではムツカシイ。“コーデック”を変えたり、ストリーミング再生出来るようにすればなんとかなるものなのか。ああ指導者が欲しい。
で。最近手に入れた「アドビ Premiere」は環境に合っていないのか解らないが動作が重い。そこで軽そうなアプリケーションを求めてネットをさまよっていたら、あるメーカーがプロ用のアプリケーションを学校教職員向けに無料貸し出しサービスしているのを発見、早速申し込む。それで思い出したが、たわらは現在ある高校の非常勤講師なのだった。ということはつまり、あの『アカデミパック』をアレできるのである。早速その権利を行使してデータバックアップソフトなどを購入。安い。
■2004年7月1日(木) 「7月へ。」
“週記”を書いている内に月が明けた。
9月のツカヤマ!公演のチラシデザイン制作に入る。
ソレというのもVAIO君2号からデスクパー君へデータの移行、環境の移行が済んだからだ。そしてVAIO君2号は修理へと旅立っていく。

ツカヤマ!稽古風景のネット公開も忘れてはいない。アドビの『Premiere』を手に入れたので、デスクパー君の力試しと思い、立ち上げてみるがどうもよく分からない。動画編集ソフトは今まで素人向けのものは使ったことがあるが、『Premiere』はそうゆーアレではないので、ちょっと問題だ。
ふつうたわらは、まずマニュアルを見ずにゴニョボニョやるのだが、これはどーもそーはいかないようだ。『illustrator』を使い始めた時のように時間がかかりそう。

先日、東京で活動しているある劇団の方がTheater TENにいらっしゃった。なんでも来年あたりオキナワで公演を打ちたいとのことである。いろいろお話をした。キビシイ現実を突きつけてしまったか。


そーこーしているうちに7月となってしまったが、物事は淡々粛々と動いてはいるものの、何かがもどかしい。このゆるりゆるりと動いていく日常をどうとらえるかが重要なのだろう。とゆーよーな考えていたら、今、オキナワに来ているところの知人の映画人Kさんがこんなことをおっしゃった。

「黒沢組の中で、こんな言葉があります。『薄紙の法則』です。一日一日は(稽古は)とても薄く破れやすい一枚の紙ですが、それを毎日確実に積み重ねていくことで、ある日気が付けば、いつの間にかそれは分厚い紙の束になっています」

牛の歩みで。
Counter
1月のたわらごと。 2月のたわらごと。 3月のたわらごと。 4月のたわらごと。 5月のたわらごと。 6月のたわらごと。
むかしのたわらごと。
落ち着かないたわらの日々
劇團塚山公園!
メールはこちら。
きょうのたわ(ら)ごと