■2004年11月29日(火) 進行中。
ツカヤマ!『ボランティアルール』が幕を開けてただ今公演中。
残すところ明日30日(火)と12月1日(水)の2公演となりました。
まだ御覧になっていない方は是非、栄町のTheater TENへどうぞ。
ご来場心よりお待ちいたしております。


『ボランティアルール』は登場人物が多い。Theater TENの空間に9人が並ぶと、なんだか圧巻。なんてたっってちっちゃいし。

アンケートには相変わらずミュージカルを望む声が多い。なんでだろ。ツカヤマ!のミュージカルってコワイと思うけど。それが見たいのかホンモノのミュージカルが見たいのか。謎は深まる。


あと2日。待ってます。
仕込み終了。 ■2004年11月23日(水)
美術と照明と音響の仕込みが終わった。
照明と音響は特にコレといった問題もなく1日で終わったが、美術が大変だった。
わがままなたわらのお陰さまで、劇団員たちがひーひー言いながら3日間かかった。照明のI氏も音響仕込みを手伝ってくれたI氏も、Theater TENに入った途端笑っていた。「大変だったでしょ」。
制作のミヤギは「これ、バラシどうするの?」。そうなんだよなあ。どうしたもんか。

先日、沖縄タイムス社と琉球新報社が取材に来てくれたが、タイムス社の時は美術の仕込み始めの日だった。で、新報社の時には仕込み終了時だった。両方の記事を見比べると違いが分かります。

今回チラシデザインや美術プランを考えながら思ったのは、たわらはどうも『並べる行為』が好きなようだ。並べて提示する。標本とでもいうか。人間模様というか。


この数日の稽古はもっぱら“転換稽古”と音、明かりのキッカケ稽古が中心となっている。別に教育の一環とゆーわけではないが、音響と照明のオペレーターは現役高校生演劇部員が務めるので、彼らが解るようにゆっくりと稽古をしている。だから非常に時間がかかる。しかし二人とも勘が鋭くたわらの注文にほぼイッパツで応えてくれる。そうすると、ついつい、ああ出来るんだ、と思ってさらに過剰な要求をしてしまうのだった。そうやってだんだんエスカレートしても何とか付いてくるその根性に感謝。

数日そんな感じで、本当に朝から晩までアトリエにこもっていたのでかなり不健康な感じ。それで今日は美術の完成祝いもかねて、団員数人とカレーを食べに行った。深夜のカレーパーティ。
最近『深夜レジ』のアルバイトを始めた団員の話に大笑いする。そこにも様々な人間模様がある。
■2004年11月18日(木) パンツと花。
寂しくなるとパンツ。パンツを買いたくなる。パンツというのは、ここ数年“おしゃれな”ニュアンスを込めて使われるところのズボン全般のことではなく、いわゆるあのパンツである。
今の季節が一番いけない。夏の風から秋の風に変わったかなと思ったら街はクリスマスになっている。こんな時期が一番いけない。
お気に入りのメーカーがあって(ブランドとも言う)、まれに浮気な気分にならない限りはいつものお決まりのメーカーだ。1枚(1着というのか?)1500円程度するものを3枚を買えばすぐ5000円になるから衝動に突き動かされないように常に冷静であろうと心がけている。

心に余裕が生まれると花。ゆうべ、ベッドに入った途端「花壇に花を植えよう」と心の声がした。そうだ来週はツカヤマ!本番だ。きれいな花を植えて清々しい心持ちでお客様を迎えよう。そうだそうしよう。
花の名前はよく分からないが、コスモスなんか良いんじゃないだろうか。今どきひまわりはアレだろう。チュウリップは失敗したことあるし、ヒヤシンスやサボテンではまずいだろう。“高値の花”は花泥棒だし。

どうやらたわらにとってパンツと花はある意味似た存在のようだ。どちらかにでも意識が向いた時はリラックスした時なのだな。なるほど音材の編集が終わったからか。
リラックスと言っても忙しさは相変わらずで年明けの仕事がいくつか入ってきている。学校公演だ。スケジュールがキチキチだがせっかくのありがたい依頼だ。可能な限りやっていこう。死なない程度に。うん。
編集的に偏執する。 ■2004年11月17日(水)
『ボランティアルール』の音響用素材を作っている。そんなにまでコンピュウタが好きなのかというくらいにらめっこだ。昔から“短期集中決戦型”なので直前にまで迫ってようやく、いろんなモノが“降って”くる。
あと少しだ。あと少し。
稽古も最終段階。役者達もよく働いてくれる。ありがたや。


東京のマスダ氏から、ネット上の、ある写真を見よ!というメールが来た。さっそくみてみてみると。→かなり笑った。
その写真はネット上でのコンテスト受賞作品で、見れば見るほど、よくもまあ、こんな瞬間を切り取ることが出来るものだと感心。勝手にリンクできないのが残念。
そうなんだよなあ。かなり演劇的なんだよなあ。あの写真の登場人物達のコラージュ的芝居を作れたらおもしろいだろうなあ。青春群像劇?どうかな?


いつも世話になっている印刷屋さんからパンフレットが出来たとの知らせが入った。
■2004年11月14日(火) ひとつずつ。
ひとつずつ。ひとつずつ。仕事を終えていく。可能な限り丁寧に、丁寧にと考えながらも気が付かぬうちに、あらぬ方向へ流されているんじゃないかと不安になる。

年明け1月に、師匠である平良進、トミご夫妻の大きな記念公演があり、その稽古と制作がスタートした。今回は出演もするが、『舞台監督』などという重たい役を仰せつかった。今までも事実上は同じ作業をしていたが、今回は“記念”の公演なのでパンフレットなどに名前が載ることになる(だろう、たぶん)。当たり前だが、知り合いに“ホンモノの”舞台監督さんが何人もいるので恐縮。ホンモノののプロに対して何とアレして良いものか。あわわである。


で、来週はいよいよツカヤマ!『ボランティアルール』本番なのだった。


忘れないうちに高校演劇。
ある高校が『平和』をテーマにした作品を上演した。その作品を観て審査員は悩んだのだった。

群舞(ダンス)あり、詩の群読あり、歌、オキナワ的なバンド、ケチャの様な朗読、オジイとオバアの戦争についての回顧の言葉(←としか言いようがない)、など、観る側を飽きさせない構成で、声高らかに、躍動的に『平和の大切さ』を連呼していた。
「果たしてコレは演劇か?」。どの審査員も似たような思いで観ていたようだった。
上演直後に各審査員がコメントするのだが、一様に「この作品を我々が審査してよいものかためらいがある」という趣旨のことを発言していた。

たわらはこう言った。
「表現する行為に良い、悪いは無い。この場は『演劇研究大会』であって平和をアピールする場ではない。見せるための技術的なアドバイスは幾らでも出来るが、この作品について是非の判断はここでは出来ない。たとえて言うならば、バスケットボール選手がそのままバレーボールの試合に出て来たようなものだ。この場に参加するならば、世界中の演劇人が追求し続けているように、演劇とは何か改めて考えてみてはどうか」

我ながら恐ろしいことを言ったものだ。誤解、曲解の無いように言葉を選び選び慎重に発言せねばならない、なんとも言えない空気だった。


大会の最後に質疑応答の時間がありそこで一人の生徒から以下の意見が出た。

「自分は、平和についての作品に感動したし、すごいと思った。作品が演劇がどうかじゃあなくて、審査員の判断で「特別賞」のようなものを設けて評価すべきじゃないですか?」
かろうじて。 ■2004年11月11日(木)
■『オキナワニフルユキ』パンフレット。
何とか間に合った。印刷へデータ入れを済ませた。死ぬかと思った。
次は・・・・・。
■2004年11月8日(月) たいへんなことになっている。
先日チラシとポスターを制作した『オキナワニフルユキ』の、今度はパンレットを制作している。
実は締め切りが迫っていてかなりまずい状況なのだ。間に合うのか?間に合うのか?んん?
いやいや。「間に合わない」というのは“無い”だからいろんなものをそっちのけだ。
いつもならこーゆーときは掃除をしたり、映画を観たりと逃避行動に精を出すのだが、ホントにそれどころではない。
で、公演終了後に出来上がるパンフレットってどうだろう。観客にはアンケートへの住所の記入を強要し後日着払いでパンフレットを送りつける。
それだけだと申し訳ないから抽選で5000円分の商品券が当たるとか言って。
探せばいままでに一度くらいはそんなことをやったひとがいるんじゃないだろうか。おもしろそうじゃないか。なんだか楽しそう。

そうそう。前に書いた「ぞうサン問題」に別の情報が寄せられていたのを忘れていた。日を改めて書きます。その他写真展の案内などいただいている。

逃げちゃダメだ!ぶつぶつ。
ナニがどうなっているのか。 ■2004年11月6日(土)
忙しいようだ。かなり。気を抜くとため息が出そうになり、慌てて吸い込んだりしている。

高校演劇大会。

最優秀賞→首里高等学校『ピース』
優秀賞→那覇西高等学校『夏芙蓉(なつふよう)』

となった。毎回毎回、芝居に順位を付けることにアタマを悩ませるのだが、今回はもっとムツカシイ二つの問題に直面した。

ひとつめ。
ある高校が『いじめ』を題材にした作品を上演したのだが、コレが非常にアレでナンというか。

高校演劇では『いじめ』をテーマした作品が多く、それらの大半は安易な結末を選択し“教育的な”スローガンを掲げて「弱いものいじめはやめよう」で終わるのだが、今回上演された作品は違った。
いじめられた側は殺され、周りの生徒達はただただ傍観者で、その内の一人の生徒は泣きじゃくる担任に「先生は悪くないよ」と言い、いじめた側は何の反省もなく最後の最後まで「オレは悪くない!あいつが悪いんだ!」と叫んだところで幕を閉じるという、比較的最近に起こったある事件の結末のようであった。

大人が作る演劇作品や映画などであれば、よくある『問題提起型作品』として評されるだけであろうが高校生の作品としては強烈だった。そこには“大人の作品”では恐らく成されるであろう様々な“配慮”や“計算”が無く見え、全て発語や行為がが彼らの皮膚感覚のみで展開されてゆき、“結末”とは言い難い一切救いのない虚無の世界へ突入していく恐怖。コレをどう言い表したらよいものか。
この作品が、おもしろいとかそうでないとか、優れている、いない云々ではなく、彼らの、一つの“ふつう”として、日常(社会)である教室内で、しれっと起こることも“あり”だという事実に驚かされた。

もちろん審査員の評価も割れて、結果としては賞は逃してしまったが、全員参加の質疑応答の場でこの作品について触れ、審査員それぞれの立場から、意見と感想と思いを述べた。どの審査員も決して『教育的にダメである』と言った考えではなく、ホントのところで『どうしよう?!』という感であった。


ふたつめはまた今度。











■2004年11月4日(木) 高校生と私。
何の報告も出来ないままに高校演劇研究会最終日となる明日。
審査をしているこの何年かで悩みは大きくなるばかり。特に今年は解けた謎もあり、またそこから新たな疑問もわんさかと出て来た。
さて、今年はどの高校が九州大会へ?
次報を待て!!
と。 ■2004年11月2日(火)

「NHK歌と踊りのつどい」が終了。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。


で。11月になったと。
明日3日(水)から沖縄県高校演劇大会だ。秋大会。
九州大会派遣をかけた3日間。
皆様、お時間の都合の付く方は具志川市民芸術劇場へ!入場無料です。それからたわらの審査員姿を見ることが出来ます。

ツカヤマ!の次回公演『ボランティアルール』の稽古も粛々と進行中。


『大地』の稽古も進行中。

みんな進行中。












Counter
1月のたわらごと。 2月のたわらごと。 3月のたわらごと。 4月のたわらごと。 5月のたわらごと。 6月のたわらごと。
7がつのたわ(ら)ごと。
むかしのたわらごと。
落ち着かないたわらの日々
劇團塚山公園!
メールはこちら。
きょうのたわ(ら)ごと